"Macroeconomic Management under Debt Workouts in the Pacific Region"
金融グローバル化の下で金融危機が頻発している。80年代米国における貯蓄金融機関が破綻、90年代日本の金融破綻、90年代新興市場の金融危機、債務危機など、債務処理は各国に共通する深刻な政策課題となっている。ここではとくに、バランスシートの改善を目的とした債務処理が財政政策や金融政策などのマクロ経済運営をどのように制約しているのか、マクロ経済安定の機動的な達成のためにはどのような債務処理の仕組みが望ましいのかと、各国の経験を比較することで明らかにする。
主な研究活動
■2003年8月30、31日、9月3日
第15回PECC調整委員会・常任委員会(ブルネイ):
タスクフォースとしての活動継続および研究テーマについて承認
■2004年3月20、21日(大阪)
第1回構造問題国際専門家会合
■2004年9月25、26日(大阪)
第2回構造問題国際専門家会合
■2005年8月
研究成果報告書(Executive Summary)刊行
■2005年9月5日(ソウル)
PECC総会においてパネルディスカッションを開催。
■2006年3月
研究成果報告書(Background Papers)刊行
■2008年7月
研究成果報告書(和文概観)刊行