最新の日本経済見通しを発表
DATE: 2009-05-25
日本経済の改訂見通し:2009年1-3月期の実質GDP(1次速報値)は前期比▲4.0%、同年率▲15.2%と戦後最大の落ち込みとなった。これを受けて、財団法人関西社会経済研究所(所長 本間正明)のマクロ経済分析プロジェクト研究チームでは、最新の「日本経済四半期予測」を発表した。大型補正予算により大不況は回避できるものの、2009年度の実質GDP成長率は▲2.2%、またその反動で2010年度も▲1.1%と、3年連続のマイナス成長となろう。本格的な景気回復は2011年第1四半期以降と見込まれる。
お問合わせ先:
財団法人 関西社会経済研究所 経済分析グループ 西山、藤田
TEL:06-6441-0145 FAX:06-6441-5760
2008年度特別研究「にぎわう関西に向けた地域観光戦略」を発表
DATE: 2009-03-04
2008年度マクロ経済分析プロジェクトの成果として、特別研究「にぎわう関西に向けた地域観光戦略」を発表した。今回は平城遷都1300年記念事業の経済波及効果試算も行っている。
(主査: 稲田義久・甲南大学経済学部教授、高林喜久生・関西学院大学経済学部教授 )
当研究所のマクロ経済分析プロジェクトチームでは、在阪の大手企業・団体の若手スタッフの参加による研究会を組織し、稲田主査指導のもとマクロ計 量モデルによる景気予測を行なうとともに、高林主査指導のもと時宜に適ったテーマを取り上げ、特別研究を実施している。2008年度の特別研究は関西の魅 力ある観光資源の活用というテーマに取り組み、2009年3月5日にその成果を公表した。
<<要旨>>
【関西の観光をとりまく状況】
(1)観光資源の量・質ともに充実
・特AおよびAランクの観光資源(日本交通公社「観光資源評価台帳」による)の件数。
①関西91件(23%),②関東63件(16%),③東北58件(15%), 全国399件(100%)
(2)アジア人観光客、欧米人観光客両方の嗜好に対応できる観光資源
・アジア人はショッピング・テーマパーク、欧米人は伝統文化・歴史的施設を嗜好。
(3)修学旅行のメッカ
・関西以外の国民の72%が修学旅行で関西を訪問した経験あり。
(4)外国人観光客への対応は発展途上(当研究所アンケートによる)
・駅・バス停標記や案内板標記の外国語表記は大手・関東が先行。
駅・バス停の英語表記:関西75%,関東100%, 同 中国語表記:関西13%,関東33%。
ただし、関西は大手5社に限ると英語は100%。
・「外国人向けサービスを今後強化する方針」と回答した割合は関西25%,関東50%。
【観光の経済効果】
(1)2010年に向けて行われる平城遷都1300年記念事業が奈良県に与える経済効果は990億円。
(2)奈良県を含む関西全体への効果は1560億円。内訳は大阪府320億円、兵庫県95億円、京都府74億円等。
(3)産業別にみると、いずれの府県でも食料品・飲料部門への影響が大。
【にぎわう関西に向けた観光戦略のカギ ?連携?】
(1)「地域住民・民間・行政の連携を」
・心斎橋筋商店街と周辺店舗、他業種(金融機関等)、行政等が取り組む「大阪ミナミおいでやすプロジェクト」の成功。
(2)「同業種間の連携を」
・大型小売店舗での外国語ホームページの充実や、交通機関における外国語表示などの整備。
(3)「自治体間の連携を」
・トップセールスによるプロモーションや、道路・空港などのインフラ整備。
お問合わせ先:
財団法人関西社会経済研究所 経済分析グループ 西山、武者、入江
TEL:06-6441-0145 FAX:06-6441-5760 e-mail:macro@kiser.or.jp
最新の日本経済および関西経済の見通しを発表
DATE: 2009-02-23
日本経済の改訂見通し:2008年10-12月期の実質GDP(1次速報値)は前期比▲3.3%、同年率▲12.7%と大幅なマイナスを記録した。これを受けて、財団法人関西社会経済研究所(所長 本間正明)のマクロ経済分析プロジェクト研究チームでは、最新の「日本経済四半期予測」を発表した。リーマンショック以降の急速な経済の悪化を反映し、2009年度の実質GDP成長率は▲3.7%で、2年連続のマイナス成長となろう。また関西経済についても予測を行い、2009年度は▲3.1%と予測した。
お問合わせ先:
財団法人 関西社会経済研究所 経済分析グループ 西山、藤田
TEL:06-6441-0145 FAX:06-6441-5760
関西経済の2009年度見通し(関西経済レポート特別号)を発表
DATE: 2009-01-19
財団法人関西社会経済研究所(所長:本間正明)では、関西経済の現況を全国の動きと比較しながら分析し、その動向を探るというスタンスから、2006年より「関西経済レポート」を開始している。今回は新たな試みとして、関西経済の将来予測を特別号としてまとめた。関西経済は、全国と比較して設備投資が相対的に底堅いことから、緩やかに調整されるとみられていた。しかし、投資と並んで関西経済を牽引してきたアジア向け輸出にも翳りが見られることや、国内他地域の景気悪化に伴い、それらの地域との取引の落ち込みを考慮すると、2009年度の関西経済はマイナス成長となると見込まれる。
最新の経済見通しを発表?本格的景気回復は2010年度以降に?
DATE: 2009-01-06
日本経済の改訂見通し:リーマン・ショック以降の急速な経済悪化が反映され、2008年度の実質GDP成長率は、▲1.3%と7年ぶりのマイナス成長に転じ、2009年度は▲1.4%と2年連続のマイナス成長となろう。 財団法人関西社会経済研究所(所長 本間正明)のマクロ経済分析プロジェクト研究チームによる「日本経済四半期予測」改訂が発表されました。海外経済の回復の後ずれが見込まれるため、景気回復局面で日本経済を支えてきた純輸出が大幅にマイナスとなる。2010年度の実質GDP成長率は+1.2%とプラスに転じ、本格的回復は2010年以降となろう。
お問合わせ先:
財団法人 関西社会経済研究所 経済分析グループ 西山、藤田
TEL:06-6441-0145 FAX:06-6441-5760
最新の改訂経済見通しを発表-政府の追加経済対策とその包括的効果-
DATE: 2008-11-24
日本経済の改訂見通し:2008年7~9月期は2期連続のマイナス成長となり、 2008年度の実質GDP成長率は、▲0.2%と7年ぶりのマイナス成長に転じ、2009年度はほぼゼロ成長の0.1%への小幅回復となろう。 財団法人関西社会経済研究所(所長 本間正明)のマクロ経済分析プロジェクト研究チームに による最新の「日本経済四半期予測」が発表されました。海外経済の回復の後ずれが見込まれるため、大幅な下方修正となった。日本経済が持ち直すのは2010年以降となる。標準予測に対して、追加的経済対策を実施した場合の効果も検討したが、予測期間を通じて実質GDPを約0.1%拡大させる程度の効果にとどまる。
お問合わせ先:
財団法人 関西社会経済研究所 経済分析グループ 西山、藤田
TEL:06-6441-0145 FAX:06-6441-5760
政府の追加経済対策(H20.10.30発表)に関する緊急アンケート結果
DATE: 2008-11-16
財団法人関西社会経済研究所(所長:本間正明)では、経済予測や税財政改革を重要な研究テーマとして取り組んで います。その基礎データ収集の一環として、麻生内閣による追加経済対策(生活対策)に対して家計の関心が高い項目(定額給付金、消費税増税、高速道路料金 引き下げ、道路特定財源1兆円の地方財源化)について緊急アンケート調査を実施しました。
<アンケートの実施方法>
・ウェブアンケート形式、11月7日?11月8日
・分析対象数は全国1000名
【質問と回答】
設問1. あなたは、今回の経済対策全般についてどう思いますか。
結果:今回の経済対策全般については、「評価しない」と「あまり評価しない」を合わせると86%に達し、 「積極的に評価する」はわずか8%にとどまっている。
設問2. 今回政府が発表した経済対策の一つとして、定額給付金(一人1.5万円程度の予定)が支給され、/景気回復後(2011年)に消費税が増税されることが発表されました。/定額給付金が支給されたら、あなたの考えは下記のうちどれに一番近いですか。
結果:定額給付金については「買う予定のなかったものに使う」が12%、「半分くらいは予定のなかったものに使う」は8%であった (あわせて20%)。「余分に使わない」または「貯蓄やローン返済などにまわす」と答えたひとは80%であった。この結果から読み取れることは、以下の通 り。
※ 政策が経済対策への消費効果として表われる部分は、
「1.全額を買う予定のなかったものに使う」と「2.半分位は買う予定のなかったものに使う」の部分である。「3.全額買う予定のものに使う」、「4.半 分を貯蓄・ローン返済にまわし、半分を生活必需品に使う」、「5.全額を貯蓄やローン返済などにまわす」への回答は、表現、対応は異なるが、実質的には同 じであり、「貯蓄する」と答えていることに等しい。1.を回答した人の割合と2.を回答した人の半分を足すと16%となり、これが追加的消費効果になる。 単純に比例按分すれば、2兆円の定額給付金による追加的消費は3,200億円であり、経済全体への効果はさほど大きくないといえる。
※ 給付金の追加的消費傾向は所得階層別に異なる。1000万円以上の所得階層では、追加的消費を考えている人の割合は30%程度(下段の補足資料を参照のこと)であり、特に高い。マクロ的な消費効果の見地からは、所得制限を設けることは望ましくない。
設問3. ■前問で、「全額を買う予定のなかった商品やサービス購入に使う」/「半分くらいを買う予定のなかった商品やサービス購入に使う」とお答えの方に伺います■/「買う予定のなかった商品やサービス」とは、下記のうちどれに一番近いですか。
結果:給付金を「買う予定のなかったものに使う」ひとの購入対象は、
多い順に「旅行・レジャー(31%)」、「耐久消費財(23%)」、「服・アクセサリー(19%)」、「外食(11%)」であった。この結果から読み取れることは、以下の通り。
※ 定額給付金の追加的消費対象として最大の項目は「旅行、レジャー」であった。年齢階層別に見ると、50代や60代の比較的所得が高い 層やアクティブシニアにおいて平均値より高い数値が得られた。20代の若い年齢層では平均値より低い値が得られた。耐久消費財の割合がこれより低いのは給 付金のボリュ?ムが小さいからであると思われる。
設問4. 地方経済対策として、「高速道路料金の引き下げ」と「道路特定財源のうち1兆円を新たに地方財源とする」/案が出されましたが、あなたの考えは下記のうちどれに一番近いですか。
結果:高速道路料金値下げや道路財源のうち1兆円を地方財源にするという地方経済対策については、「与党の選挙対策であり意味がない」又 は「もっと別の地方対策を実施べきである」と答えているひとは50%にも達している。「両方共に実施すべき」は17%にとどまっている。「高速料値下げす べき」16%、「道路財源の移転」8%であった。
※ 補足資料(下段)によれば、地域的に評価のバラツキがある。
東海、四国は政策に対して相対的に高い評価をしている。東北は高い評価をしている割合は平均よりわずかに上回っているが、「別の政策を実施すべき」と答えている割合が全体の24%に対して34%と地域別に見て最も高い。
設問5. 消費税増税について、あなたの考えは下記のうちどれに一番近いですか。/※食料品・医療品は消費税5%維持を前提とする。
結果:消費税増税については、「賛成」が41%、「反対」が54%、「わからない」が5%であった。
※ 麻生首相が3年後消費税率引上げについて言及したが、3年後の増税に反対している割合(17%)を加えると71%の人が3年後の消費 税引き上げに反対である。バラマキを止め、歳出削減の徹底がなければ、消費税率の引き上げそのものに反対の人が54%に達している。消費税アレルギーは依 然として根強いことがわかる。
お問合わせ先:
財団法人 関西社会経済研究所 政策提言グループ 呉(おう)善充、長尾正博
TEL 06-6441-0550 FAX 06-6441-5760
2008年版関西経済白書「グローバル化に向けた関西の胎動」(2008年9月)
DATE: 2008-09-01
財団法人 関西社会経済研究所(会長 下妻博、所長 本間正明)は、この度「2008年版関西経済白書??グローバル化に向けた関西の胎動」を発行しました。本年の白書はグローバル化という大きな環境変化の中で、関西が国内外から企業や人を惹き付ける魅力ある地域となるためには、地域の活力の基盤ともいえる産業の再生を図っていく必要があるとの認識を基本に編集しております。本白書が、関西経済理解のための必読文献となることを目指し、今後とも内容の一層の充実に努めてまいります。
<構 成>
[本編]
第1章 日本経済・関西経済への視点
第2章 2007年度の動きと2008?09年度の見通し
第3章 関西の注目産業とその課題
第4章 企業立地と関西産業発展の方向性
第5章 関西自治体の財政危機とその課題
第6章 関西年表
[資料編 I ]
1. データでみる関西
2. 関西年表
[資料編 II ]
1. シフトシェア分析からみた関西の産業構造の特徴
2. 関西のプロジェクトの動向
3. 関西の主要研究拠点の動向と課題
4. 水都ジェントリフィケーション??柔らかな都市再生への転換に向けて
[ 概 要 ]
2008年版 関西経済白書 発表資料
[ ご参考 ]
*「2008年版 関西経済白書 報告会・シンポジウム「グローバル化に向けた関西の胎動」を開催いたしました(9/3)。
2008年版 関西経済白書 発表資料
9月中旬頃、大手書店で発売。定価1,500円(税込み)。
お問合わせ先:
財団法人 関西社会経済研究所 経済分析グループ 大久保、前市岡
TEL:06-6441-0145 FAX:06-6441-5760
e-mail:macro@kiser.or.jp
日本経済の四半期予測発表
DATE: 2008-08-19
日本経済の四半期予測発表:2008年4?6月期は4期ぶりのマイナス成長となるが、 2008年度の実質GDP成長率は、1.0%に減速、2009年度は1.4%と小幅の回復にとどまる。
財団法人関西社会経済研究所(所長 本間正明)のマクロ経済分析プロジェクト研究チームに による最新の「日本経済四半期予測」が本日発表されました。 (主査:甲南大学経済学部長教授 稲田義久、関西学院大学経済学部教授 高林喜久生氏)
これは、8月13日の政府四半期別GDP一次速報の発表を受けた2008-2009年度の改訂経済見通しとなっており、ポイントは以下の通りです。
* 2008 年度4-6月期実績の評価‥‥当期の実質GDP成長率(一次速報)は、前期比▲0.6%、同年率▲2.4%と4期ぶりのマイナス成長となり、前期(同年率+3.2%)からは大幅の低下となった。これまで景気の牽引役であった輸出をはじめ、民間需要、公的需要の総てが減少したことが特徴である。
* 2008 年度の改訂見通し‥‥2008年度の実質GDP成長率は+1.0%となろう(前回予測+1.3%から下方修正)。改正建築基準法による民間住宅の落ち込みの影響が剥落するものの、米国経済の成長が1%台にとどまるため輸出の伸びが大きく低下するとともに、民間最終消費支出の伸びが低迷するためである。また、原油価格や商品価格の急上昇が最終財価格にまで波及してきており、2008年度のコア消費者物価指数は前年比+1.9%、国内企業物価指数は同 7.1%上昇すると予測している。
* 2009年度の改訂見通し‥‥民需は緩やかに回復するが、世界経済回復の遅れにより純輸出の寄与が低下するため、2009年度の実質GDP成長率は+1.4%と小幅の回復にとどまる。
以上の予測レポートの詳細については、同研究所のホームページ(http://www.kiser.or.jp)の「経済動向」の「四半期経済予測」画面からアクセスできます。
尚、当研究所のマクロ経済分析プロジェクトチームでは、在阪の大手企業・団体の若手スタッフの参加の下で研究会を組織し、予測に必要な景気の現状分析、外生変数の想定について共同で作業を行っていますが、「景気分析と予測」については、四半期ごとに年4回(2003年度までは年2回)発表しています。 2005年度より四半期予測作業において、日本経済超短期予測モデル(CQM)による、直近2四半期のより正確な予測値を取り入れており、今回の予測もこのマクロ計量モデルを用いている。
以上
問い合わせ先
財団法人 関西社会経済研究所
大久保、藤田
TEL:06-6441-0145
太平洋地域の現況 (SOTR)/「太平洋経済展望(PEO)2008-09」の発表について
DATE: 2008-05-29
アジア太平洋各国・地域の産学官で組織するPECCの作業部会=太平洋経済展望(PEO)は、域内16ヵ国・地域の2008?09年の経済予測について、別添「State of the Region Report, 1st Quarter Economic Update」の通り、取りまとめ、本日発表しました。
・ PEOでは例年、年1回経済予測を発表し、2四半期後に改定を行なっている。加盟各国/地域の産学官の専門家共同作業の中立的分析が特色である。
・ 今年3月に大阪で開催した国際会議をキックオフ・ミーティングとし、その後幹事国(カナダ)を中心に分析を加え、「State of the Region Report, 1st Quarter Economic Update」として取りまとめたものである。
・ 日本経済の予測については、PEO日本委員会(事務局=(財)関西社会経済研究所)短期予測部門の主査である稲田義久・甲南大学経済学部教授がとりまとめた。
今回の予測のポイントは以下の通り。
* アジア太平洋地域における2008年の実質GDPの経済成長予測を、米国経済の減速による波及効果と金融市場の不安定さにより、前回(2007年11月発表)4.9%から、3.7%成長と下方修正(2007年実績4.9%)。2009年度には反発して4.4%の成長となると予測される。
* 中国はこの3.7%成長に対して1.6%ポイントの貢献となる等、新興国が成長を支える。米国は2007年の2.2%から2008年に1.0%まで減速するが、2008年末を底に2009年には2.5%に回復。
* 主要な問題として、PEO地域のインフレが上昇傾向にあること。2008年アジア太平洋地域全体のCPI上昇率を2.7%から3.6%に上方修正。特にインドネシアと中国のインフレは突出しており、中国では6.0%、インドネシアでは11.7%にまで上昇する。
* ダウンサイドリスクとしては、主要商品価格の更なる上昇、米国の住宅価格の下落の継続、および金融部門における想定していない評価損など。
* 総括としてユエン・パウ・ウー氏(カナダ、State of the Region報告のコーディネータ)は、「インフレの昂進と米国信用収縮に対する終息が見合えない中、地域の政策担当者は経済を回復させる政策余地を失いつつある」と懸念を表明。またチャールズ=モリソン氏(PECC議長)は、「貿易と資本の自由な流れが減速期にあっても、失われないことが決定的に重要」と指摘している。
以上の予測レポートの詳細については、以下のホームページからアクセスできます。
(http://www.kiser.or.jp/peo/jpn/index.html)
[参考]
<太平洋経済協力会議 (PECC=Pacific Economic Cooperation Council)>
アジア太平洋の経済協力の推進に向けて、柔軟で現実的な議論を進めるため、24カ国・地域の産学官の有識者が個人の立場で参画する国際連携組織であり、日本での事務局は日本国際問問題研究所に置かれている。太平洋経済展望(PEO=Pacific Economic Outlook)は、その作業部会の一つで、同地域の短期的な経済予測と、中長期的な構造問題の分析を担当する。
<太平洋地域の現況 (SOTR=State of the Region)>
PECC域内専門家による調査に基づくアジア太平洋地域の課題の評価と、太平洋経済展望 (PEO)による産学官共同による中立的な経済予測の分析で構成されており、APEC(アジア太平洋経済協力会議)への政策提言を目指している。
本件問合わせ先
太平洋経済展望(PEO)日本委員会 事務局
((財)関西社会経済研究所内)
磯野 泰志、藤田 真知子、福井 かよ
TEL:06-6441-0145
E -mail:peo@kiser.or.jp