東南アジアにおける発電・送電事情と将来計画

研究プロジェクト 2012年度

ABSTRUCT

リサーチリーダー
山本 隆三 富士常葉大学教授

研究成果概要
アジア諸国の経済は拡大を続けています。1人当たりの電力需要をみると、例えば、ミャンマーは日本の60分の1ですが、ベトナムは6分の1まで拡大しました。今後、さらに需要は伸びます。需要が拡大することにより、日本企業にはビジネスチャンスが生じます。発送電設備の導入、それに伴う工事、家電製品の販売増が見込めます。温暖化問題に対応するための原子力発電、省エネ設備等の導入でも日本の技術力が期待されています。日本政府も二国間の協定を通しこの動きを後押ししています。一方、将来の安定的な電力供給は、日本企業の進出をも左右する大きな要素でもあります。日本企業のビジネスに多くの影響を与えるベトナムの電力問題を現地調査も交えて分析し、結論として、温暖化対策での二国間協力の推進、発電設備売り込みのポイントなどを提言しました。詳細はこちら

研究目的
東南アジア各国の電力需要の伸びを調査し、温暖化問題も考慮したうえでの最適な発電設備の組み合わせを研究。さらに再生可能エネルギー導入の可能性、送電網整備も研究。結果として、日本の関連企業のビジネスチャンス形成につなげる。

研究内容
○東南アジア諸国での現地調査
○各国の発電設備建設計画の調査と最適な発電設備の導入の検討、送電線網の建設の検討
○再生可能エネルギー導入の具体化に向けた調査、有力案件の具体的なプロジェクト推進方策の検討

メンバー
秋元圭吾 (RITE(地球環境産業技術研究機構))
飯沼芳樹 (海外電力調査会)
上野貴弘 (電力中央研究所)
竹内純子 (国際環境経済研究所)
渡里直広 (海外電力調査会)

期待される研究成果
・東南アジア諸国の発電設備の最適化、送電技術の向上、電力供給安定化による国民生活向上・産業・観光振興などへの貢献
・日本企業が持つ発送電関連技術移転への貢献

研究成果
1月31日に第4回研究会を開催しました。
10月16日に第3回研究会を開催しました。
7月10日に第2回研究会を開催しました。
4月17日に第1回研究会を開催しました。

 

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