都市におけるIoTの活用

研究プロジェクト 2016年度

ABSTRUCT

リサーチリーダー

上席研究員 下條真司 大阪大学サイバーメディアセンター教授

 

研究目的

IoTという言葉が、流行のように語られているが、実際のところ何ができて、何がかわるのかが具体的でないことが多い。また、IoTはシステムのみならず社会変革を伴うものであり、広範囲な議論が必要である。

研究内容

大学・研究機関の研究者、企業関係者、行政機関等をメンバーとするオープンな研究チームを組織し、定期的に研究会を開催することで以下のテーマについて議論し、活用の方向性や課題、有り方などについてまとめる。

1)未来の社会、生活とIoTとの関連

2)健康と街づくりとIoT

3)エネルギーとIoT

4)交通とIoT

5)安全・安心な街づくりとIoT

6)生産工場、ものづくりとIoT

7)コミュニティとIoT

IoTが想定する社会やシステムを抽象論ではなく、具体的なモデルを想定して議論することで、実証実験へとつながる具体的な提案を行う。また参加者をオープンにすることで、事業者の参画を促し、関西活性化への一助としたい。

 

リサーチャー

松岡茂登 大阪大学情報科学研究科教授

長嶋雲兵 公益財団法人計算科学振興財団 チーフコーディネーター兼研究部門長

西川武志 公益財団法人計算科学振興財団 共用専門員兼主任研究員

辻ゆかり 西日本電信電話株式会社 研究開発センタ所長

 

期待される成果と社会還元のイメージ

具体的なモデルを想定した、Smart Cityの具体的イメージと必要なインフラについての指針を提案し、報告書にまとめる。

スマートシティの街づくりを進める自治体や、街づくりに参画する企業、センサー等の開発企業などに対し参考となる情報を提供する。また、IOTに関連する規格等の標準化の指針づくりに参考にもなる。

pagetop
loading