アジア太平洋の産学官で組織する太平洋経済協力会議(PECC)の作業部会=太平洋経済展望(PEO)は、加盟国・地域のうち16ヵ国・地域の2008-09年の経済予測について、別添「太平洋地域の現況 (SOTR)/太平洋経済展望(PEO)2008-09」のとおり取りまとめ、日本では2008年5月30日に発表を行った。
PEOでは例年、年1回経済予測を発表し、2四半期後に改定を行なっている。加盟各国/地域の産学官の専門家共同作業の中立的分析が特色である。
今年3月に大阪で開催した国際会議をキックオフ・ミーティングとし、その後幹事国(カナダ)を中心に分析を加え、「State of the Region Report, 1st Quarter Economic Update」として取りまとめたものである。
日本経済の予測については、PEO日本委員会(事務局:(財)関西社会経済研究所)短期予測部門の主査である稲田義久・甲南大学経済学部教授がとりまとめた。